■プレセミナーについて

「初学者のための調査的面接の技法入門」

異文化間教育学会第32回大会プレセミナーを、下記の通り大会前日に開催いたしますのでご案内いたします。

開催日時:
6月10日(金)13時〜16時30分(受付開始12時30分)
※時間変更となりましたのでご注意ください。
場所:
お茶の水女子大学 文教育学部1号館1階第一会議室
→交通アクセス・キャンパスマップ
講師:
鈴木 淳子 先生(慶応義塾大学文学部 教授)
対象とねらい:

 調査のためのデータ収集法には、観察法、実験法、質問紙法、検査法などいろいろあるが、このセミナーでは面接法を取り上げ、初学者を対象に具体的な技法について説明をすることで、面接の魅力とむずかしさの両方を体験していただくことを目標にしている。

 調査的面接法の第一の特徴は、インフォーマント(調査対象者)との会話を通して量的データ、質的データを科学的に収集することである。第二の特徴は、インフォーマントと直接対面し、信頼と協力を得て「バランスのとれた相互信頼感」を築くことが重要であるため、面接者には人間心理への理解や共感性、コミュニケーション・スキル、プライバシー保護などの倫理的配慮が特に求められることである。

 調査的面接法は、構造化面接法、非構造化面接法、半構造化面接法の3種類に分類されるが、講義ではもっとも一般的な半構造化面接法を取り上げ、いかに調査のデザインを行い面接するかに焦点をしぼって説明する。そして、講義中に受講生のみなさんに各自興味のあるテーマについて質問のシナリオを作成してもらい、面接を実際に行う時間を設ける。この面接経験から、どのようなことばで、どのような態度・表情で、どのような内容の質問をすれば「バランスのとれた相互信頼感」が築けて質の高いデータを収集できるか、実践的に学んでいただけたら幸いである。

募集人員:
40名(本学会会員のみ。定員になり次第、先着順にて締め切らせていただきます。)
参加費:
学生会員3,000円  正会員・通信会員4,000円
お申し込み方法:
今年度からwebによる参加申し込みをしていただきます。プレセミナーに参加をご希望の方は、第32回大会ホームページの「参加/発表申し込み」ページより行ってください。

HOME>参加/発表申し込み http://www.wdc-jp.biz/iesj2011/06.html

 また、お申し込み後に送信される登録受付完了メールにて、参加費等の振込金額をお知らせしますので、このメールを受信後1週間以内に会員の方は「異文化間教育学会第32回大会のご案内」に同封の払込取扱票を用いて諸費用をお納めください。参加費の受領をもって、プレセミナーの参加申し込みの受付完了とさせていただきます。

お問い合わせ先:
異文化間教育学会第32回大会ヘルプデスク iesj32-helpdesk@bunken.co.jp

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