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2015年度公開研究会の報告

日時・場所:2015年2月21日(土)13:00-16:30 京都教育大学(藤森学舎 F棟 F12教室)
参加者:15名

内容:
趣旨説明 齋藤ひろみ
発題「実践・現場への接近法」
  • 岸磨貴子氏(明治大学) 実践・研究のデザイナーとして
  • 内田千春氏(共栄大学) フィールドワーカーとして
  • 南浦涼介氏(山口大学) 実践のアドバイザーとして
全体討議
まとめ コメンテータ 野津隆志氏(兵庫県立大学)
 議論した内容
  • 「実践者」とは誰をさすのか。

    異文化間教育学における実践者は、異文化間教育実践に関わる人で包括的に指す広い意味であり、3人の発題者は研究と実践を兼ね備えたアイデンティティをもっている。ここに研究と実践の新しい形があるのだろう。

  • 接近法と発信法の二つの軸から異文化間教育学の位置取りを考えてはどうか。

    接近法の「介入のない観察・観察と実践・実践」という軸と、発信法の「研究論文・現場への発信・社会一般への提言」という軸でみると、実践をまなざす異文化間教育学の立場はどこに位置するだろうか。これまで、異文化間教育学では、接近法には多様性が見られたが、発信法としては「研究論文」による評価以外なかったのではないか。

  • 「理論と実践」のパラダイムシフトに関わる議論は他の学問領域でも行われているが、異文化間教育学の場合は何がどう違うのか。

    歴史的には、異文化間教育学成立の根拠は対象の独自性だったが、対象が拡散している今、対象以外にユニークさを求める必要がある。「多元性・相互性・相対性・対等性・創造性」といった本学問に通底する姿勢が、文化的多様性の実践が営まれる現場での参入・参画のあり方にどのように具現化されるのか、その営みを通してどのように知見を生成するのかといったプロセスに、本学問の実践性に関する議論の独自性を見いだせるのではないか。

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