若手交流会

悩める若手研究者はいかにして未来を切り拓いてきたのか
―キャリア形成に向けて―

 2016年度異文化間教育学会大会では、若手交流企画として「悩める若手研究者はいかにして未来を切り拓いてきたのか―キャリア形成に向けて―」と題して若手研究者の交流の場を設けます。自称「若手」の方なら、どなたでもご参加いただけます。昼食を取りながら自由な雰囲気で交流できたらと考えています。奮ってご来場ください。

※昼食は各自ご持参ください。

■企画主旨

 修士課程、博士課程在籍中の若手研究者にとって学位取得は最も重要な課題であり、最大の悩みかと思います。学位を取得できたとしても、研究者として自立するためには、今度は自分の専門分野や知見をより活かせる職場を獲得する必要があります。昨今、日本の大学では若手教員の任期なしポストが減少しており、無事、就職できてもそれが任期つきのポストである場合には、より安定した職場を目指し、さらにステップアップすることが望まれます。それに加え、女性研究者は、結婚や出産・育児などのライフイベントと学位取得・就職などの時期が重なる場合があり、状況に応じて大きな決断や覚悟が必要になってきます。
 本交流会では、若手研究者同士のネットワークを構築、拡充し、研究者として漸進してゆくために、悩みや不安、キャリア形成の経験、知見を共有し、分かち合う場作りを目指します。第一部「小さな講演会」では、論文投稿や学位取得、キャリア形成、進路、就職について、2名の若手研究者が自身の経験をもとにお話しします。第二部「ネットワーキングランチ」では、グループトークを通して、若手研究者ならではの悩みや不安の共有や情報交換、ネットワーク作りに多少でも貢献できたらと思っています。自称?若手研究者の皆さん、奮ってご参加ください。

■話題提供者

  • 小松 翠(お茶の水女子大学)
  • 南浦 涼介(東京学芸大学)

■企画・運営

委員長 野山 広 常任理事(国立国語研究所)
副委員長 小松 翠(お茶の水女子大学)