最新刊

第57号 異文化間教育学における研究方法論を考える
―「移動」をめぐる経験を捉えるために―

特定課題研究

異文化間教育学における研究方法論を考える ―「移動」をめぐる経験を捉えるために―

小林聡子


子どものリテラシーをめぐる研究方法論の転換 ―帰国児童の言語喪失・保持に関する研究を事例として―

谷口ジョイ


「当事者」と「研究者」の関係を問い直す ―移動する「私」のオートエスノグラフィーを手がかりに―

大川ヘナン


新たな知識の探求過程としての「移動」 ―フェミニスト・スタンドポイント理論を手がかりに―

住野満稲子


異文化間教育研究における方法論的確かさに向けて

柴山真琴


公開シンポジウム

キャンパスアジアの10年とこれから ―東アジア国際交流が育むグローバル人材―

堀江未来


研究論文

外国人生徒の学校経験にみる制度的エージェントとの結びつき ―「特別枠校」卒業生の事例から―

今井貴代子


外国人生徒の差異をめぐる高校教師の解釈枠組みとその特質 ―特別入学枠をもつ全日制公立中堅校を事例に―

大東直樹


調査報告

介護施設における技能実習生の組織適応プロセスの一考察 ―初めてベトナム人実習生を受け入れた介護施設の事例から―

佐治早紀


書評

『国際移動の教育言語人類学―トランスナショナルな在米「日本人」高校生のアイデンティティ―』 小林聡子著/明石書店

金井香里


『外国につながる児童生徒の教育と社会的包摂―日本とニュージーランドの比較にもとづく学校教育の制度イノベーション―』 柿原 豪著/春風社

徳井厚子


『沖縄のアメラジアン―移動と「ダブル」の社会学的研究―』 野入直美著/ミネルヴァ書房

髙橋史子


『留学生のことばの学びとビリーフ変容―タイ人留学生の学習意欲に関する質的研究―』 滝井未来著/ココ出版

守谷智美


文献・図書紹介

『公立学校の外国籍教員―教員の生(ライヴズ)、「法理」という壁―』 中島智子・権 瞳・呉 永鎬・榎井 縁著/明石書店

権 瞳


『言語景観から考える日本の言語環境―方言・多言語・日本語教育―』 ロング,ダニエル・斎藤敬太著/春風社

斎藤敬太


『質的言語教育研究を考えよう―リフレクシブに他者と自己を理解するために―』 八木真奈美・中山亜紀子・中井好男編/ひつじ書房

中山亜紀子